先物取引の基礎

先物取引の基礎知識を身につけましょう。

先物取引の始まり

先物取引は、大航海時代の1531年、当時「世界の首都」といわれたベルギーのアントワープで「先渡し取引」の取引所が開設されたのが始まりです。しかしアントワープにできた取引所が売買した現物の受け渡しを伴う「先渡し取引」のためのものであったのに対し、大阪堂島の米会所取引は純粋な意味での「先物取引」のための市場でした。つまり純粋な意味での「先物取引」のための市場が世界で初めてできたのは日本なのです。

近代の先物取引は日本から

更に驚くべき事に、先物先進国と呼ばれるアメリカよりも百年以上も早く、日本では先物取引が行われていたのです。その後、アメリカが世界経済の中心となるにつれて、ニューヨーク、シカゴの先物取引所がヨーロッパを凌ぐ発展を遂げています。江戸時代初期の1630年頃、大阪の米問屋「淀屋」で米の延べ取引が開始されました。近代の商品取引所は日本の淀屋の米市がそのルーツとなっています。

現在の商品先物取引

現在、世界最大の商品取引所である、シカゴ・ボード・オブ・トレードも日本の商品先物取引をお手本に西部開拓時代の1848年に開設され、世界のパンかごと呼ばれるアメリカ農業の発展に貢献してきました。日本は第二次世界大戦による経済統制で、商品取引所が閉鎖されるという出来事がありましたが、1950年に商品取引所法が公布され、全国に商品取引所が続々と開設されました。現在は合併・吸収等により集約され、全国に4ヵ所の商品取引所があります。現在、商品取引所の上場商品は貴金属・農産物・繊維・ゴム等の一次産品、工業原料となっていますが、今後は規制緩和で自由化された米や石油などに加え、従来は保存等の問題から、上場に適さないといわれていた肉や野菜、卵なども指数取引の登場で上場可能となっています。

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